【新作アプリ】ChatGPTを使ってソリティアを作ってみた。【Unity】

ゲーム開発

4/26 10時申請
4/26 12時半リリース

概要

ただのソリティア。

機能はリセットとタイマーしかない。

なんならBGMやSEもない。

制作期間は2週間。

開発経緯

ソリティアなんて既にたくさんのアプリがあるだろう。

作る意味ないと思われるだろうが、今回は少し趣旨が違う。

ChatGPTを補助輪にしてゲーム開発出来ないだろうかと考えたのだ。

開発のあれこれ

まず、ChatGPTにソリティアのルールを聞く。

まぁ普通のルールが返答として返ってくる。

そこから「UnityのC#で作りたいからコードを教えてください。」的なことを書くと、一瞬でコードが出てくる。

「おぉ…すげぇ」と思ったが、コードが途中で切れたり、同じクラスを2回書いたり(しかも内容が微妙に違う)して、少し混乱した。

というのも、長すぎるコードを生成すると前のコードを忘れている?ような挙動をするのだ。

そこから、ChatGPTが生成したコードはどういう流れで動いているのかを理解する作業に入った。

この理解する作業に少し時間がかかったが、なんとかやりたいことは自力で理解出来た。

今思えば、これもChatGPTに聞いた方が早かったかもしれない。



そこからはUnity内でスクリプト作成とカードのグラフィック等をAssetStoreから調達し、調整した。

カードはドラッグ&ドロップで移動する方式で、UnityのInputSystemでスマホ対応しようかと試行錯誤していたが、なぜかうまくいかなかった。

なので「Fingers」というアセットを元々持っていたので、そっちで実装した。




あとは画面にスペースがあったので「バナー広告でも付けとくか~」と思って、いつもの「Mobile Pro」で広告を導入しようとしていたが、いつの間にかサポートされなくなっていて、AssetStoreからも消えていた。

仕方ないので、普通にAdMobのUnityパッケージから実装した。これは昔にやったことがあったので簡単だった。



ストア提出用のApp bundleをビルドしようとしたら、エラーを吐くようになった。

エラーを素直にぐぐってみると広告ID関連のエラーのようで、マニュフェストに追加で宣言したら解決した。そういえばAPIレベルが上がったことで、Android13以上は宣言しないとダメみたいなことがメールで来てたような気がする。

このあたりはたしかMobileProでサポートしてたんだけど、使えなくなったから今度からは自力でやるしかない。そこまで難しいことでもないし。



そしてストアに無事提出できました。

前にアプリをリリースしたのが半年前だったので知らなかったけど、今回のレーティング審査期間は1日ぐらいで、かなり短くなりましたね。

この程度ならアプリ作り終わってからConsoleに新規登録しても全然いいなと思いました。

ChatGPTを使用してみて

普通に使えると思いました。

まぁ、コードの流れとかは理解しとかないといけないし、今回は自分で追記して書くことの方が多かった。

土台を作ってくれるという点においては凄く助かるという印象でした。

あと、「このコードはこういう解釈で合ってますか?」みたいな感じで理解を深めるのにも便利でした。

全くの初心者が使うのは難しいと思った。

やはり自力が物を言うのか…

使用アセット

今回はほぼ使用していなくて、カードの素材とDOTween、Fingersぐらいです。

Fingers - Touch Gestures for Unity

Fingers – Touch Gestures for Unity

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